bemsとスマートメーターの効果について

BEMSとは、中小のビルの空調や照明、冷凍設備等のエネルギーを管理・削減していくための

システムのことで、現状としては初期コストが高いことが問題であるとされています。

またランニングコスト(消費エネルギーなどのデータ分析、それぞれの設備を最適に管理するためのもの)もかかるので、

電気代削減のメリットが出るまでにはある程度の期間が必要となります。

多店舗チェーンなどの小規模事務所に関しては、

それぞれの店舗で電力使用量やガスや水道の使用量を計測しなければならないので、

リアルタイムで全体的な監視をする場合には一括した管理システムが必要となります。

 

現在ではデマンド制御やパターン自動制御、警報機能などによって、

消費エネルギーを抑えるための通知を管理者に対して行っています。

また小規模店舗や事務所の電力使用量をウェブサイトでリアルタイムで確認することができるので、エネルギーの適切な使用をすることができます。

レストランの場合にはエネルギーを最も多く使用するのが空調設備と冷凍庫などの保管施設なので、これらの使用エネルギーをモニターするだけで、省エネシステムを構築することができます。

 

基本的なパターン制御としてはエアコンを制御することで電力使用量を削減したり、

温度管理やローカル電力計測による可視化をして手動で電力を削減する方法などがあります。

また毎日蓄積されていくデータを分析して省エネ目標を作って省エネに対する意識を高めることもできます。